知らないと怖い、糖化とは。

shumore crear 店長 石川 貴順です。


いきなりですが、今日は糖化について粛々と。

難しいですが、できるだけ分かり易く書いてみますね。


糖化とは。

「糖化」とは、私たちの体内にある大切なたんぱく質と、食事によって摂取した「糖」とが結びつくことで、糖化したたんぱく質 AGEs(糖化最終生成物)が生成され、体内に蓄積してしまうことです。


たとえばホットケーキのように、タンパク質を多く含む牛乳や卵に砂糖を混ぜて焼くと、こんがりと褐色に変化し美味しそうな香りを放ちますが、この反応こそが糖化反応です。


糖化してしまったタンパク質は茶色く硬くなり、様々な病気の原因になると考えられています。



糖化によってなぜシワやたるみが出来るのか?


コラーゲンは、細胞と細胞をつなぐ接着剤の役割をしているたんぱく質です。


若いコラーゲンは弾力があり、皮膚にもハリが出て、血管や骨もしなやかさを保ちます。


しかし、コラーゲンに糖分がくっつくと、AGEsに変化します。


正常な皮膚の弾力繊維にAGEsがたまると、変形して弾力性を失ってしまい、シワが出来たり、皮下脂肪の重みに耐えられずたるみが出来てしまうようです。


糖化によって起きる症状とは。

糖化が進むと、キメが粗くなり、シワ、くすみの増加につながります。


また、肌のたるみ、カサつき、ゴワつきなども起こります。そして、肌のターンオーバー周期も延びてしまいます。


髪の成長を司っているのは、毛根にある毛乳頭です。


毛乳頭の指令を受けて毛母細胞が分裂し、角化して髪となり、頭皮から伸びていきます。ところが、AGEsが毛根に蓄積すると、毛乳頭と毛母細胞がスムーズに働けなくなるため、十分に毛髪が成長しないうちの抜け毛などのトラブルが発生します。


また、毛母細胞のすぐ隣にはメラノサイトがります。


毛母細胞は分裂するとき、ここからメラニン色素を取り込むことによって黒や茶色の毛髪となりますが、メラノサイトにAGEsが溜まるとメラニン色素を十分に供給できなくなって白髪の原因にもなります。



ー 食生活糖化チェック ー

□早食い

□朝ごはんは食べない・又は食べないことが多い

□食事はご飯(主食)から食べる

□野菜を食べない又は量が少ない

□パンや麺類を食べることが多い

□甘いお菓子・菓子パン、清涼飲料水をよくとる

□アルコールを飲む量が多い

□加工した食品が好き又はよく食べる

□間食が結構多い

□食後やお酒の後にお菓子を食べる


2個以下⇒糖化リスクが低い
3~5個⇒糖化リスクは中程度
6~8個⇒糖化リスクが高い【要注意】


ー 糖化を防ぐ方法 ー

糖化チェックからもわかるように、大事なポイントは「血糖値」です。

食事をすると血液中に糖分が増加し、エネルギーとして使われます。

しかし、食べ過ぎで糖分が余ってしまうと、たんぱく質とくっついてAGEsになります。

血糖値が高い人は、大量のAGEsを作っているということになります。

また、AGEsは調理法によって量が大きく変わってしまいます。

AGEsが多くなる要因は、「温度」と「油」。

高温になると、タンパク質と糖分が結合しやすく、AGEsとなります。

また調理時間が長いものほど熱が加わり、AGEsが形成しやすいそうです。


■食後の血糖値を下げAGEsをためない3つの方法


1.一日一食はAGEsが低い調理法を選ぶ

2.野菜から先に食べる

3.食後すぐに10分ほど体を動かす

糖化は、高血糖だけが原因で起こるわけでなく最終糖化産物(AGE)の種類も100種類を越えると言われています。


いろいろなAGEが組み合わさってAGEsになります。


その為、いろいろな、抗糖化成分を組み合わせた方が糖化対策には有効だと思われています。


体が酸化すると体の糖化を促進し、体が糖化すると体の酸化を促進します。
糖化対策と酸化対策を同時することも大切です。


では、今回はこのへんで。。

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